マナックの事業
- IRサイトHOME
- マナックの事業
企業理念
スペシャリティーケミカル
をベースに
社会の進化・発展に貢献する 進化する技術、
そして進化する人間をめざして
スペシャリティーケミカルとは、電子・情報・医療といった先端技術産業が求めるニーズ機能を、化学技術を基にして提供する「機能性化学品」をいう。
当社は、求められる化学品を単に受託製造するのではなく、それらに関連した情報を求めて組み合わせることにより、オリジナリティーのある製品を提供し、世界への貢献を行う。
経営理念
-
「地球環境・人間社会に信頼と安全・安心・感動を発信する会社」をめざす。
信じられ頼られる会社、安全で心配や不安が無く、人の心を動かすことができる会社。
-
英知と勇気をもって能力を最高に発揮し、企業価値の最大化をめざす。
英知だけでは価値は生まれない。勇気をもって実行するという行為が伴って、初めて価値を生むことができる。
-
明日の未来社会からも注目される会社をめざし、常に『革新』。
子供に誇れる会社、明日の社会からも必要とされる会社をめざし、時代の変化に適応するよう、切磋琢磨する。
業績推移(連結)
自己資本比率を高水準に維持しながら
安定した成長の実現を目指します。
連結 | 2016年3月 | 2017年3月 | 2018年3月 | 2019年3月 | 2020年3月 |
---|---|---|---|---|---|
1株当たり 当期純利益(円) |
21.89 | 39.71 | 17.96 | 26.48 | 49.95 |
ROE(%) | 2.0% | 3.5% | 1.6% | 2.3% | 4.3% |
自己資本比率(%) | 72.5% | 74.0% | 73.3% | 75.1% | 73.8% |
事業領域紹介
-
ファインケミカル事業
より難度の高い臭素化・ヨウ素化技術に取り組み、機能材料・電子材料・医薬品・治験薬等の分野の中間体を供給しています。多岐かつ特殊向け用途が多く、スピーディーかつタイムリーに付加価値の高い製品を提供しています。
-
難燃剤事業
モノを燃えにくくする特性のある難燃剤の生産・開発を行っています。家電製品、OA機器、IT関連機器、自動車など、暮らしの中の様々なところで難燃剤が使われています。
-
ヘルスサポート事業
海水成分をより高純度化し、創業時より医薬・食品等の分野に安定して貢献しています。人工透析用輸液の原料や抗菌剤原料などを取り扱っており、今後は健康支援ビジネスへの展開を図っていきます。
マナックの歴史
-
1948年~1963年 塩業から分離し、化学工業へ
1948年、塩の生産を行っていた松永塩業組合から分離し、マナックの前身である松永化学工業株式会社を創立。当時は豆腐を固めるという用途が大半だった苦汁(にがり)の発展的利用法を模索し、写真感光材料や試薬塩化ナトリウム、臭素化合物などの生産を開始しました。
-
1964年~1990年 難燃剤需要の高まりにより事業を拡大、株式上場へ
1960年代半ばにカラーテレビ、クーラーといった電化製品が世の中に普及し、電化製品の発熱を原因とした火災を防止するために、ものを燃えにくくする難燃剤の需要が急速に拡大しました。松永化学工業は、1969年に難燃剤の生産を開始し、耐熱性に優れた難燃剤として市場から評価され事業を拡大していきました。更なる事業拡大のために1978年に福山箕沖工場を建設、1988年には社名をマナック株式会社に変更し、1990年には広島証券取引所に株式上場しました。
-
1991年~現在 身の回りになくてはならない素材を供給
マナックの中心的事業となった難燃剤は、家電製品の外枠だけでなく、製品内部のプラスチック製部品にも使用できるように事業展開していきました。今では、家電製品だけでなく自動車やスマートフォンといった身近なものに欠かせない存在になっています。また、長年培った臭素化技術を基盤にヨウ素化合物事業にも参入しています。このように臭素・ヨウ素関連の合成技術を武器に電子材料、抗菌剤や医薬品の原薬製造も行い、多岐にわたる分野で人々の生活に貢献しています。
身近なところにマナック
マナックの製品は原料でも最終製品でもなく、その間の中間物質(中間体)として使用されており、生活の身近なモノの中で大切な役割を果たしています。モノを燃えにくくするという特性のある難燃剤は、家電製品や断熱材の入った壁、自動車のダッシュボードなどに使用されています。また、医薬品の原料や抗菌剤、スマートフォンの電子材料など最先端分野の製品にもマナックが作った中間体が使われています。
マナックの強み
-
臭素化・ヨウ素化技術
マナックでは、臭素化・ヨウ素化技術をコア技術として様々な分野へハロゲン化合物を提供しています。臭素化やヨウ素化は、難燃剤の合成や電子材料・医薬品の中間体合成に主に用いられ、長年培った技術を駆使して、高品質な製品供給が可能です。
-
原料調達が安定
マナックの製品をつくる上での主要原料として、臭素とヨウ素があります。臭素は東ソー株式会社、ヨウ素は株式会社合同資源といった国内トップメーカーと提携を行うことで、主要原料の安定調達を実現しています。
SDGsの取り組み
近年、グローバルの経営環境が大きく変化する中で、自然環境の保護だけではなく、貧困や気候変動、生産責任など、どこの国でも共通で抱える課題について、関心が高まっています。国連の提唱する「持続可能な開発目標(SDGs)」が大きく注目される中、マナックでも既に本業の中でSDGsに関連する取組みが行われています。
持続可能な開発目標
マナックの各事業とSDGsの関連性
マナックでは、難燃剤や抗菌剤、医薬品原薬といった製品をもって、身の回りの安全や健康に貢献しています。今後も環境に配慮した製品やより生活に役立つ製品の開発を通じて、SDGsの目標達成および国際社会への貢献をしていきます。
マテリアル・ソリューション事業(難燃剤事業)
- 断熱材用難燃剤
- サニタリー製品や冷蔵庫等家電製品用難燃剤
- 下水道の水処理薬剤
ケミカル・ソリューション事業(ファインケミカル事業、ヘルスサポート事業)
- 医薬品の原薬や中間体、人工透析薬剤用原料
- 抗菌剤(Etak®)
- ポリイミド樹脂、有機ELの原料
全社共通
- クリーンエネルギーによる生産活動
- 人材雇用機会の創出
- 産学提携などの研究開発活動
- 総合排水処理施設及び廃棄物処理の整備
- ボイラーの燃料転換、電動フォークリフトへの転換
環境配慮
企業活動全体の中で、ISO14000の取得やクリーンエネルギーによる生産活動や廃棄物処理、温暖化防止対策など、環境への配慮も行っています。ヨウ素化合物を用いた製品では、化学反応によって発生するヨウ素含有廃棄物からのヨウ素の回収(リサイクル)を実現し、環境負荷の少ないプロセスで製品開発をしています。
-
省エネルギー
- ボイラーの燃料転換 (重油⇒天然ガス)
- 電力デマンド管理による省電力
-
温暖化防止
- 電動フォークリフトへの転換
- 燃料転換によるCO2排出量の削減
-
廃棄物処理
- 総合排水処理施設の整備(処理能力 150t/日)
- 高性能大規模処理施設を持つ近隣企業との取引