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広島大学とエトキシシラン系消毒薬「Etak」を共同開発

2010年01月28日

  (カテゴリ:製品情報)
新型インフルエンザにも有効で、長期間、物体に固定化できるエトキシシラン系の消毒薬成分「Etak」を、当社と広島大学大学院医歯薬学総合研究科 二川浩樹教授との間で共同開発しました。

Etakとは、4級アンモニウム塩を持つエトキシシラン系の新規化合物で、水やエタノールあるいはその混合の溶媒に溶解することができ、布、木、ガラス、金属などに室温で、固定化が可能です。  処理した表面には、抗菌性がありグラム陽性菌(黄色ブドウ球菌、MRSA,表皮ブドウ球菌、セレウス菌など)・グラム陰性菌(大腸菌、O157など)を接触的に殺菌します。また、エンベロープを持つ ウィルスも接触的に不活性化でき、A型インフルエンザウィルス(ヒト、トリ、豚(新型))、B型インフルエンザウィルス、パラインフルエンザウィルス、(A~E型)肝炎ウィルス、はしかウィルス、ヘルペスウィルス、ムンプスウィルス、狂犬病ウィルスなどに有効と考えられます。  Etakを用いることで、容易に抗インフルエンザウィルス加工が可能になるため、空気感染や接触感染による感染拡大のリスクを下げることが期待できます。

通常の消毒薬では消毒した時だけ有効で、消毒後に落ちた菌や飛沫に含まれるウィルスは、その表面で生きています。これがインフルエンザの空気感染や接触感染の原因になっていますが、Etakで消毒し、Etakが固定化された表面では、後から落下する菌やインフルエンザウィルスを接触的に殺菌、不活性化し、且つ、その効果が長期間持続します。

※詳しくはこちらへ 株式会社 CampusMedico (キャンパスメディコ)

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